【体験談】新人看護師の「報告・連絡・相談」の重要性と方法について解説!

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【体験談】新人看護師の「報告・連絡・相談」の重要性と方法について解説!
看護師A
看護師A

これから働くけど、ちゃんと働けるかな?

看護師B
看護師B

上手く働くのに必要なことってなんだろう?

看護師A
看護師A

働く上で大事なことってなんだろう?

これから、新人看護師になるみなさんって、不安でいっぱいですよね。

私も新人のときは、不安だらけで、右も左もわからない状態で就職しました。

ken
ken

少しでも、これから働く新人看護師さんに有益な情報を届けたいと思います。

新人看護師の重要性な報連相とは?

看護師A
看護師A

何かあったら、「報告・連絡・相談」はちゃんとしてね!

ken
ken

それくらいならできそうだし、そんなに難しくないよね。

私が新人のとき、こんな風に簡単に考えており、先輩からよく「報告・連絡・相談」について言われていたけど、あまり重要には考えていませんでした。

しかし、いざ臨床現場で勤めてみると、あまりの忙しさで業務についていくだけで精一杯でした。

そんなある日、いつもどおり患者さんのバイタル測定をしていたとき、患者さんの様子がいつもと比べておかしいような感じがありました。

ken
ken

今は忙しいから、あとで先輩に聞いてみようかな。

今でこそあり得ませんが、考えが甘かったです。

その後、患者さんは急変してしまい、おおごとになりました。

看護師A
看護師A

なんで、早く報告してくれなかったの!

もちろん、すごく怒られて指導されました。

正直いって、当たり前のことです。完全に私が悪かったと今でも思います。

新人のときは、ちょっとしたことでも、先輩看護師に「報告・連絡・相談」をすることが大切です。これらをしないことで困るのは、自分ではなく患者さんだからです。

実際、忙しさの中で先輩看護師に相談するのは、大変だし、しづらいのは分かります。私もそうでした。中には、コミュニケーションのとりづらい先輩もいるとは思います。

しかし、それで何事もなければ良かったと思えますし、何かあれば早期発見・早期治療につながります。それが成功体験につながれば、自信にもなります。

そうやって少しずつ新人は成長していくのだと思います。

報告・連絡・相談するときの仕方とは?

「報告・連絡・相談」の重要性について解説してきました。

看護師A
看護師A

じゃあ、どのタイミングで、どうやって伝えたらいいの?

看護師B
看護師B

先輩が忙しそうだし、怖いから難しいんだけど…

実際、先輩に伝えるときには、タイミングだったり、緊張したり、伝え方だったりと、新人にはなかなか難しいことも多いと思います。

タイミングや緊張については、夜勤とかだと相談できる人は限られてしまうので、「患者さんのためだ!」と割り切るしかない場合も多いと思います。

しかし、伝え方には方法があります。

私がおすすめする伝え方は、SBARで報告することです。

SBARの意味は以下の通りです。

  • 状況(Situation)
  • 背景(Background)
  • アセスメント(Assessment)
  • 提案(Recommendation)

これは、多くの病院で使われている報告方法になります。この報告の仕方は医師へ報告するときにも使われるので、万能であるとで思います。新人研修の時にも教わると思います。

それぞれ解説していきます。

状況(Situation)

大事なこと(起こっている状況)を話すことです。つまり、結論から話すことが重要です。

これにより、最初に何が起こっているのかがことで、「患者さんがどんな状態なのか」「今何を伝えられているのか」が報告を受けた人が分かりやすくなります。

しかし、結論以外から話されると「何が言いたいのか分からない。」「急ぎなの?」と報告を受けた人は思うでしょう。

素早く報告しないと患者さんの状態悪化だったり、報告を受けた人の時間も奪ってしまうので、一番初めは、今の状況を報告しましょう!

ken
ken

状況報告の伝え方次第で、緊急性の度合いが伝わるので、大事なところです!

背景(Background)

次に伝えるのが、情報やデータ、気になること以外の情報について伝えます。

例として以下の内容があります。

  • 酸素の有無や流量について
  • 呼吸の状態について
  • 現在の病態や基礎疾患について
  • 心電図の異常波形について
  • 四肢の動き方の異変について
  • 皮膚が浸潤している
  • 少し易怒的になってきている

色々な気になっている点があれば、このタイミングで報告しましょう。

ken
ken

ここで、気になった点を報告すると、報告した相手にも情報を伝えることができ、一緒にアセスメントすることができます。

アセスメント(Assessment)

背景を伝えたところで、「こうではないか」と考えたことを伝えます。

新人のときは、「必ず正解でないといけない」と思ってしまうと、自分で自分にプレッシャーをかけてしまうようになってしまいます。

間違っているかもしれないけど、自分のアセスメント能力を向上させるためにも、頑張って報告してみましょう!

先輩も後輩が頑張って報告した内容を聞いて、良かった点だったり、改善点を伝えてくれると思います。

そこで、指導してもらったことを次に活かせるようにしていきましょう。

ken
ken

アセスメントは訓練と一緒なので、何度もやらないと上達は難しいです。恐れずに自分のアセスメントを伝えてみましょう!

提案(Recommendation)

アセスメントまで終わったら、「だから、どうしたいのか?」「どういう対応をしていく必要があると考えているのか」を最後に伝えていく必要があります。提案をしていく必要があります。

例えば、

  • 検査準備が必要か(採血・レントゲン・心電図)
  • 医師の診察を早くしてほしいことを伝える
  • 医師が来るまでの間に酸素投与をしたほうがいいか?
  • 点滴が必要かどうか?必要ならば、何の点滴をしたほうがいいのか?準備しておいたほうがいいか?

など、その現場において、いろいろな対応があると思います。

これらの提案ができるようになると、患者さんへ素早い医療を提供することができるようになってきます。

ken
ken

この提案ができるようになると、色々な現場で活かせるようになってきます!

上記の内容からも「報告・連絡・相談」が大切な理由が分かりますよね。

まとめ

新人看護師のときに、特に重要なのは「報告・連絡・相談」について解説してきました。

もちろん、自分が勤務する科の勉強することは大切ですけど、いきなり全て勉強して、それを現場で活かせる人は少ないです。

現在働いている、ベテラン看護師さんや中堅看護師さんなど、みんな始めは新人だったんです。

始めから全部完璧にできていた人なんていないはずです。

みんな、苦い経験やつらい経験をしてきたからこそ「いま」があるんです。

しかし、「報告・連絡・相談」だけは、できるようにしないと、どこの科に配属されても勤めるのは厳しくなると思いますし、大きな失敗につながる可能性があります。

それに、「報告・連絡・相談」がなくて、あとで言い訳したり、虚偽報告したりされてしまうと、指導している先輩も後輩を守ることができず、つらい思いをしてしまいます。

だから、これから新人看護師として勤める人や現在新人として働いている人は、「報告・連絡・相談」はできるようにしていきましょう。

そのほかで、私が経験した科についてまとめた記事があるので、良かったら下記にリンクを貼っておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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